お客さまとの面談で気を付けていること
- 原 アカシアデザイン
- 2024年6月6日
- 読了時間: 4分
お客さまとはじめて面談するときに、いくつか気を付けていることがあります。相性があうかどうかの問題も重要ですが、肝心なのは「お役に立てるかどうか」だと思います。せっかくお取引いただくのだから長くお付き合いしたいですし、お互いストレスがないよう良い関係でいたいものです。
面談で気を付けているポイントをまとめましたので、ご一読いただけるとうれしいです。
税金に対する考え方
税金はできれば払いたくないという気持ちはとてもわかるのですが、ごくまれに「るーとにかく税金を下げてくれ」や「買う予定がなかったけど、備品をたくさん買って経費を増やすわ!」とおっしゃる方がいます。
当事務所では、無理な節税はお受けしていません。
できるかぎりの節税はもちろんご提案しますが、節税には限度がありますし、何よりもお客さまの事業をスムーズに進めるため(=キャッシュを潤沢にしておく)のお手伝いをすることを当事務所は最重要視・得意としているからです。
たしかに買う予定のない備品を買って経費を増やせば、税金は減ります。
ですが、同時に手元のお金が減ってしまうので、お金が足りない状態になりやすく、自分で自分の首を絞める事態になりかねません。このような事態に陥らないよう、過度な節税はおすすめしていません。
よく勘違いされるのが、「税理士に依頼すれば税金は減るんでしょ?」とご質問をいただくことがありますが、これは半分正解で半分間違いです。税理士に依頼してから税金が増えた!ということもありますが、これは、「お客さま自身で申告していたときはなんでもかんでも経費にしていた」というパターンが多いです。税理士は法律にのっとって申告書を作成し、税金を計算しますので、経費にできない領収書は除いて計算します。除いた領収書が多くなってしまうと、その分税金が増えてしまうというわけです。
税理士はあくまで「適切に申告書を作る」ので、税金を減らしてくれる存在ではないのです。
銀行融資についての考え方
銀行で借入れをすることに対して「借金=悪」といった考え方もありますが、当事務所では借入れに対してポジティブに考えています。
私自身元銀行員で経験上、借入れを毛嫌いしてギリギリの資金繰りで運営する会社は事業が伸びにくいといった傾向にあるように感じます。キャッシュを潤沢に持つことで精神的にも余裕ができ、いろいろなことにチャレンジできるので、結果的に「あのとき借りといてよかった!」とおっしゃる方も多いです。
利息がもったいないという意見もありますが、利息は事業をスムーズに進めるための「保険料」ととらえることもできるでしょう。
現在では利率もかなり低いので、そこまでの負担にはならないと思います。
たしかに借金を背負うことは勇気がいることです(私も借入するときはドキドキしました)が、ムダ使いせず適切に使えば、事業がスムーズになるはずです。
当然、無理に借りる必要はありませんが、「借りようかどうしようか…」と迷っている方には、メリットデメリットを考慮した上で、メリットが多いようであれば借入れをおススメする会計事務所です。
時間・連絡に対する考え方
当事務所は、基本的にメールでのご連絡をお願いしています。
電話での連絡でも大丈夫ですが、税理士である私一人が窓口ですので、時間的・物理的に電話に出ることができないタイミングがあります。そのため、できればメールでご連絡いただければありがたいです(後々、言った言わないを防ぐためでもあります)。
現在、当事務所のお客さまはすべて常識的な方で、連絡する時間に気を使っていただけていますが、過去に解約済みのお客さまで夜中でも電話してくる方がいました(話の内容は緊急性がないものでした)。
その方は思い立ったらすぐ行動に移さなければ気が済まない性格のようで、「四六時中連絡を取れる態勢にしてほしい」ということをおっしゃられました。
さすがにこちらの身が持たないので、そのお客さまは最終的にお断りしましたが、連絡手段についての考え方は初回面談の際にすり合わせておくことが必要だなと反省しました。
メールは1日以内に返信するようにしていますので、お客さまがストレスを感じていることはないだろうと思っています。
ご要望があればできるだけお応えしたいとは思っていますが、お互いストレスなくスムーズにやり取りできることが理想だと考えています。

まとめ
初回面談はなかなか緊張するものですが、ご契約いただいた後のすれ違いをなくすためにしっかりとお話をお伺いして、お互いに納得できることが一番です。
お客さまとは長くお付き合いしてお役に立ちたいと思っていますので、事前にギャップを埋めるためにもこの記事を読んで当事務所のことを知っていただいたうえで、ご相談にきていただけるとうれしいです。
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